Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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撮影の練習が終了して帰り支度をしていると
扉から柚葉が現れた
『今日はありがとうございました!』
柚葉「えぇ、お疲れ様
…森羅にみてもらいたいものがあるのよ」
『見てもらいたいもの?』
柚葉は一枚のデッサンを見せると
ベルラインのドレスにフリルが下に向かって広がっていて
モデルの髪型や髪色を見て森羅は目を見開いた
『…柚葉さん…これって』
柚葉「そうよ…これは貴方をイメージして作った
ウェディングドレス」
『私の…ウェディングドレス』
柚葉「白をベースには決まってるんだけど
もう少し色をつけたいんだけど、何色がいいと思う?」
『わ、私が決めていいんですか?』
柚葉「それを採用するかは別よ?
参考に聞きに来ただけなんだから♪」
『…………』
森羅はふとフェニックスを思い出していた
『…赤…と…金色…』
柚葉「!!…やっぱり貴方面白いわ」
『え?』
柚葉「ありがとう、参考にさせて貰うわ!
ついでに、もう一個お願いしても良いかしら?」
『?』
*~**~*
双子の執事にピアノの練習場所まで車で送ってもらい
今はその帰り途中
柚葉からもらった小さいメモ用紙には
碓井芳樹のアトリエの住所が書いてあった
柚葉から碓井に連絡をしてくれているらしく
碓井に会いに行って欲しいとのお願いだった
するとカバンに着けていたモンレーヴ・パリエが
光輝くと辺りは虹色に包まれる
(「お前の夢の輝きが強くなった…何かあったのか?」)
『今日柚葉さんが私をイメージした
ウェディングドレスを書いてくれたの!
スゴく綺麗で素敵だったなって…』
(「お前がそのドレスを着るとき
お前の隣にいるのは誰なんだろうな…」)
『…私をお嫁さんに貰ってくれる人なんているのかな?』
(「大丈夫だろ…そのうちお前に…相応し男が現れるさ」)
『…そっか…ありがとうフェニックス!』
(「…………」)
フェニックスが消えると辺りはいつもの風景に戻っていた
曲がり角を曲がった時
碓井のアトリエから男性の悲鳴が聞こえた