Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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アースは目を開けると暗い靄の中にいた
目の前には先ほどの敵と石化した赤い鳥…フェニックスがいた
『フェニックス!!!!』
「そう…あなたがフェニックスの宿主なの?
キレイな鳥よね…素敵だわ~」
『フェニックスをどうするつもりですか!?』
「私はどうもしないわ…この鳥は貴方の物でしょ?」
『私の…?』
「そうよ…ここは貴方の夢の中!
ここにあるものは全部貴方の物なんですもの!!」
敵は紐みたいなのをフェニックスの足に縛ると
私にその紐を渡す
「さぁ、これを受け取って~」
『…いりません』
「まぁまぁ不思議な子ね!!
この鳥の力があれば世界を自分の物に出来るのよ~
さあ…早くお取りなさ
『いりません!!』
「!!」
アースは強い真っ直ぐな瞳で敵を睨むと
その目に敵は怯んでいた
『私の夢は世界中の人と私の大好きな人達が
私のピアノを聞いて幸せになってもらいたいだけ!
フェニックスが欲しいんじゃない!助けたいの!
だから力ずくで奪ったって私には何の意味もない!!』
「バ、バカね貴方!フェニックスを助ける為に
つまらない努力をするより
相手を支配した方が楽でしょ!?」
『それを決めるのは私で貴方じゃないわ!!
貴方こそ…私の夢から出ていって!!!!』
暗い靄が晴れて辺りがピンク色に包まれると
石化したフェニックスが元に戻り
フェニックスの翼が赤く燃え上がると敵は外に弾き飛ばされる
上空にはペガサスとフェニックスが佇んでいた
セーラーちびムーンとアースは目を覚ますと
セーラームーンが衛を庇い風船の敵に押し潰されていた所を
衛が押さえられていたナイフで風船を割った
ちびムーン「今よ!セーラームーン!!」
セーラームーンは二体の敵に攻撃すると
敵は消えてしまった
セーラーアースはさおりに駆け寄った
手を繋ぎ微笑み合うセーラームーンと衛に
アースとちびムーンは顔を見合せ笑い
さおりは悲しそうに、でも何故か微笑んでいた
*~**~*
三人と別れ帰っている途中の森羅は
いきなり辺りが虹色に包まれると
目の前には手乗りサイズの金色の鳥かご
"モンレーヴ・パリエ"が現れ、中にはフェニックスがいた
『…どうして?』
(「…お前の側にいたくなった」)
『本当!?…これからはいつでも会えるのね?』
(「…こうして二人の時だけだ」)
『…ねぇ、みんな貴方の事フェニックスって言うけど
貴方の本当の名前じゃないよね?…本当は何て名前なの?』
(「…それはまだ言えない」)
『…わかった!私達これからゆっくり仲良くなろう、ね?』
そう微笑む森羅をフェニックスは真っ直ぐ見つめていた
第三話 End