Act.4 デッド・ムーン編(完結)
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森羅は烏丸に会ったら聞いて見たい事があった
『烏丸先輩…鳥の種類で全身が真紅の羽に覆われている
長い金色の尾を持つ鳥って知ってますか?』
烏丸「…それって実在している鳥?」
『え?』
烏丸の言葉に胸がドキっと跳ねるのを感じた
烏丸「赤い鳥はいない訳じゃないけど
全身真っ赤な鳥はいないと思う
頭にしろお腹にしろ何処かに色が混ざってるからね
金色の尾か…考えられるのは…」
烏丸は少し考えた後、森羅の目を真っ直ぐみつめた
烏丸「フェニックス…かな」
『…フェニックス』
何故かわからないが森羅の心がざわついた気がした
烏丸「フェニックスは
古代エジプトの神話に登場する聖なる鳥の事さ
別名"不死鳥"とも言われていて
体が衰えると定期的に炎となって燃え上がり消えるんだけど
灰の中から雛となって蘇るって伝えられてるんだ」
『…そうなんですね』
あの赤い鳥について
少し近づけたかもしれないと嬉しく思っていたら
目の前の時計を見て思わず叫んでしまった
『も、もうこんな時間!!
烏丸先輩!!色々ありがとうございました!!
今日は此処で失礼します!!』
森羅は深くお辞儀をすると
走って第三音楽室に向かった
烏丸「…"今日は"だってさ…」
烏丸はブルーノを撫でると、優しく微笑えんでいた