Act.3 デス・バスターズ編(完結)
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ハルヒは演奏の準備をしていた森羅に近寄ると声をかけた
ハルヒ「森羅…今日は休んでよかったんだよ?
昨日学校休んで病み上がりだし、無理しない方が…」
『…大丈夫だよ!受験勉強ばっかりだと集中切れちゃうから
桜蘭で演奏出来るのは気分転換になって嬉しいの!
体調も1日休んだら元気になったし、大丈夫♪』
ハルヒ「…森羅」
森羅の表情は笑っていたが明らか元気がないのが分かる
森羅が何も言わないから最後まで言わないつもりだった
でも…我慢の限界だ
ハルヒ「…いい加減にしなよ、森羅」
『…え?』
ハルヒ「いつまでそんな嘘つき続けるの!?」
『!!』
ハルヒの怒鳴り声に森羅だけでなく
ホスト部や遊びに来ていた姫達も驚くと
ホスト部は二人に急いで駆け寄った
ハルヒ「森羅が何かに悩んでるのは知ってる
それが自分に言えない事もわかるけど
そんな辛そうな顔するなら
ちゃんと言ってくれないとわからないよ!
何でいつも森羅は自分の中に溜め込もうとするの!
それで本当に解決出来ると思ってる?」
環「や、やめろハルヒ!」
光「どーしたんだよ急に!」
ハルヒの言葉に環と光はハルヒの肩を抑えた
ハルヒ「そんなに自分に言えない?
自分は頼りない?戦士じゃないから?
…っ…森羅は自分の事を
本当の家族じゃないから頼ってくれないの?」
『…………』
環「ハルヒ!!!!」
ハルヒ「!」
ハルヒの言葉に音楽室は静寂に包まれる
ハルヒは森羅を真っ直ぐ見ると
いつもは見つめてくれる瞳が俯いているせいで見えずにいた
ハルヒ「…っ…森羅、違」
はるか「お取り込み中悪いけどいいかな?」
振り向くと扉には、はるかが立っていて
いつもは喜ぶ姫達も
さっきの二人のやり取りにそれどころではなかった