Act.3 デス・バスターズ編(完結)
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三人で食事を楽しんだ後
はるかさんの運転で家のすぐ近くまで送ってもらった
はるかさんは家の前まで送ると話してくれたけどお断りした
家の前の道は細くて
はるかさんの車を傷付けたくないと思ったから
すると家の前には黒い外車が止まっていて
私が車の横を通ろうとしたら車から降りてきたのは
『光先輩に馨先輩!?』
少し駆け足で二人に近付くと
先輩達の表情が少し暗い気がした
『お二人ともこんばんは!
ハルちゃんに用事ですか?今、呼んで……あ!
もしお時間あるならお家あがって行かれますか?』
光「…いや、別に……」
馨「…ごめん、僕達用事があるの森羅なんだ」
『私ですか?』
少し沈黙の後、先輩達が話しはじめる
光「…さっきは、言い過ぎた」
『え?』
馨「あのはるかって言う人の事…
森羅の彼氏にあんな言い方して
傷付けたかなって思って…ごめんね?」
『え……えぇ!?』
光・馨「「?」」
二人のあまりの発言に驚いてしまった
『お、お二人とも誤解です!!
私、はるかさんとお付き合いしていません!!』
光・馨「「…はぁ!?」」
お二人は何故か私の発言にアワアワし始める
光「だって!…つっ…一晩を共にしたって……/////」
『その日はみちるさんも一緒でしたし部屋も別々でした!』
光「そ、それに俺らがあいつに文句言ったとき
傷付いた顔しただろ!?」
『…それは私が煩く話してたから、はるかさんも怒られて
申し訳ないと思っちゃって…』
馨「!……まさか、あいつ……わざと挑発して……」
すると二人が、いきなり溜め息をつきながら脱力してしまった
いつも二人がハルちゃんや先輩達にさせている事を
分からないけど私がさせてしまった事実が
面白くて、少し嬉しくてクスクス笑うと
二人はふて腐れたような顔をしていた
『ご、ごめんなさい…
光先輩なら少し分かるんですけど、馨先輩も
関係を勘違いされていた事に少し驚きました!』
馨「え?」
光「俺ならってなんだよ?馨とそんな違わないだろ」
『いいえ?全然違いますよ!』
光・馨「「?」」
ヤンキー座りしている二人に
膝に手を置いて二人の目を真っ直ぐ見て答えた
『光先輩は直感型ですけど馨先輩は理論型ですよ?
光先輩の言葉はストレートで胸に響きますし
馨先輩の言葉は奥が深くて考えさせられます!
あと、光先輩の方が顔に出やすいですし
馨先輩の方が少し声が高いです!』
光・馨「「…………」」
『でも息はとってもピッタリだし
お互いを尊重して支えあっている所は
やっぱり双子先輩の一番の魅力ですよね!』
光・馨「「!!」」
あぁ…いけない
開いちゃいけない扉が
僕の中で、開いていくのを感じた
第二話 End