れんげ「お邪魔してますハルヒ君！！
彼は天王はるかさん！17歳1月27日生まれの水瓶座のB型
日本の若き天才レーサーですわ！！/////」


ハルヒ「へぇ、そうなんだ
森羅いつの間にそんな彼氏出来たんだろ…」


「「「「！？！！」」」」


光・馨「「…………」」






れんげの言葉に驚くメンバーだったが
光と馨はふて腐れていた







光「…ってかさ、ここホスト部だから
男とか来られても迷惑なんだけど～空気呼んで欲しいよねー」


馨「…僕達に負けない位のイケメンとか営業妨害だよねー」







二人は森羅とはるかに聞こえるように
わざと大声で話していた
森羅の悲しそうな顔に双子は胸が痛くなる







れんげ「はるかさんは森羅ちゃんの彼氏では
ございません！！
だって、はるかさんには」


「お待たせ、はるか」







扉をノックして入ってきた美少女に誰もが目を奪われる



緑青色のセミロングのウェーブヘアに
コバルトブルーの瞳は彼女を表しているかのように
おしとやかで気品に溢れていた
佇まいもまさにお嬢様という感じだ







姫②「彼女…海王みちる様じゃございません！？」


姫③「あの天才バイオリニストの！？」


姫④「わたくし大ファンなの！！」


光・馨「「海王…みちる？」」


鏡夜「海王みちる…天才バイオリニストの腕は周知だが
彼女は絵も得意でね、個展を開くほど腕前で
そして資産家のご令嬢
何よりあの‘‘無限学園の生徒’’として有名だ」


環・ハルヒ「「無限学園？」」






無限学園
東京湾の埋め立て事業で
今最大の商業地区「三角洲」
その中の‘‘無限地区’’にある私立の新設校

生徒はタレントやオリンピック選手や音楽家など
すごい人達が集まる高校らしい








れんげ「あの二人はその学園の生徒…
噂ではお付き合いなさってるとか！！」


光・馨「え！？」


姫⑤「本当にお似合い…まさに理想の二人よね」


姫⑥「でもはるかさんのあの言い方…もしかして
森羅ちゃんとみちるさんって
…恋のライバルなのかしら？」


ホスト部「えぇ！？」






森羅とみちるは正面で向きあっていた