Act.2 ブラック・ムーン編(完結)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ちびうさは森羅に伝えたい事がいっぱいあるのに
何故か言葉が出て来ない
泣きそうになって顔を俯かせたら
『…ちびうさちゃん、少し時間ある?』
「え?」
森羅は立ち上がるとピアノに向かった
『今から弾く曲、私の大切なちびうさちゃんに捧げます!
作曲って初めてだから少し緊張したけど
ちびうさちゃんと出会って
この曲が完成出来たの…ちょっと聞いててね?』
森羅が深呼吸するとピアノ演奏が始まった
https://youtu.be/mWSNrlaknMQ
(この曲を長押しして聞いて下さい)
ちびうさ「……このメロディー……」
あの時の記憶が甦る
ちびうさは三十世紀でこのメロディーを聞いたことがあった
クリスタル・パレスの南の宮殿
そこに光輝くピアノで演奏していたゴッド・テラ
『…!!…レディ……』
ちびうさ「…えへへ!ばれちゃった?
さっきの曲、スゴく素敵だね/////…わたしにも教えて!!」
『いけませんよ、レディ
これからお稽古の筈です…準備は大丈夫なのですか?』
ちびうさ「…何よ、テラの意地悪!!」
ちびうさはテラのいる部屋から出ていった
テラは悲しそうにピアノを一音鳴らすと
部屋に響き渡る
『…少し言い過ぎてしまいましたね、ごめんなさいレディ
でも…この曲は貴方が立派なレディになったときに
教えてさしあげたいのです』
テラの表情は、期待と喜びで溢れていたのだった