Act.2 ブラック・ムーン編(完結)
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邪黒水晶の光に飲み込まれるブラックレディと
ブラックレディを見上げるクイーンとタキシード仮面
孤独な心を煽るデス・ファントムの言葉に
ブラックレディは再び闇に染まろうとしていた
ブラックレディ「そう…私はいつも一人だった…」
ムーン「それは幻です!!」
タキシード仮面「惑わされちゃいけない!!」
ブラックレディ「私はいつも一人ぼっちだった!!!!」
ブラック・レディは二人に攻撃をすると
苦しそうに顔を歪めながら
クイーンは真っ直ぐブラックレディを見つめていた
ムーン「……っ…スモール・レディ?
人は誰でも悲しいことや苦しい体験をします
寂しさに消えてしまいたいと思うこともあるでしょう…
それでも人は、それに耐えて生きて行かねばならないのです!
あなたはまだ、人間同士の温もりを覚えているはずですよ…?
それを…思い出して……」
クイーンの銀水晶が強く光り輝くと
別の強い光が現れ銀水晶と合わさり
より強い輝きを放っていく
ブラック・レディの孤独な心に蘇る温かな記憶
亜美、レイ、まこと、美奈子、森羅
そして衛とうさぎとの思い出
そう、決して自分は一人ではなかった
いつの間にかクイーンとブラック・レディは
手を繋ぎ合わせていた
ブラックレディ「…温かい…」
ムーン「今あなたが感じているその気持ちこそが
人同士の温もり…」
ブラックレディ「何故…それ程までにしてあたしのことを?」
ムーン「あたしも…あなたを愛しているからよ…ちびうさ…」
(『…レディ……』)
そこにはいないはずの懐かしい優しい声に
ブラックレディは泣きそうになった
「…あたしは、みんなに、愛されている…」
ブラック・レディの額からは黒い三日月のシンボルが消え
安らかな表情でクイーンとタキシード仮面の腕の中に包まれた
邪黒水晶の光が消えるとそこにいたのは
セーラームーンとタキシード仮面
そしてセーラームーンの腕の中で眠る小さなちびうさの姿
その寝顔はとても幸せに溢れていた