Act.2 ブラック・ムーン編(完結)
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ワイズマンから逃げてきたサフィールは
兄に真実を知らせる為に、過去の地球に来ていた
かなりの深傷を負い、とうとう力尽き倒れてしまう
サフィール「…草の…香りだ………懐かしい」
夢に見るのは幼き日の思い出
まだ幼かった自分がネメシスでみつけた小さな花
サフィール「兄さん!花だぁ!」
デマンド「…あぁ、キレイだ」
不毛の星である惑星ネメシスでは
こんな小さな花ですら大変珍しかった
デマンド「いつか自分たちを迫害した地球に攻め込んで
…一面の花畑を手に入れてやる!!」
サフィール「うん!兄さんになら出来るよ!必ず!!」
そんな純粋な兄の心はワイズマンによって
歪められてしまった
デマンド「さぁ…いきましょう、プリンス」
サフィール「!?…ワイズマン!貴様ぁ…!
…兄さん、そいつの所に行っちゃ行けない!!
兄さん!!兄さぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
サフィール「兄さん!!!…っつ!!!」
サフィールが目を覚ますと
桜蘭高校の保健室のベッドの上だった
ペッツ「!気がつかれましたか…サフィール様…」
サフィール「ペッツ……ペッツなのか?」
ペッツ「……ええ」
サフィール「ここは…?」
『私のお姉ちゃんが通ってる、学校の保健室です!』
サフィール「…セーラーアース?」
扉の前にいた森羅はペッツに微笑むと
ペッツがサフィールに経緯を説明し始めた
ペッツ「…倒れていたあなたを運ぼうとしていたら
森羅ちゃんが私達を見つけてくれて
ここまで運ぶのを手伝ってくださったんです」
サフィール「……森羅?」
『私の本当の名前です!実際サフィールさんを運んだのは
私のお姉ちゃんの先輩なので私は何にもしていないんですが…
それにペッツさんがサフィールさんの看病を
一生懸命して下さっていたので
お礼を言うなら、ペッツさんにして下さい!』
サフィール「…そうか、ありがとうペッツ」
ペッツ「…いいえ、私は/////」
ペッツに何か飲み物を持ってくると伝えた森羅は
静かに扉を閉めた