Act.2 ブラック・ムーン編(完結)
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*第十二話*サフィール
桜蘭高校の第三音楽室でホスト部は
テレビに映る巨大な邪黒水晶を見つめていた
「突如出現したこの謎の物体は
交通路を寸断し首都圏の機能を完全に麻痺させています
周囲の住民の皆さん、くれぐれも近づかないで下さい
正体がわかるまで危険な状態です」
環「…これは一体…」
光・馨「「まさかの世界崩壊!?」」
ハニー「…なんか~嫌な感じがするねー」
モリ「…………」
鏡夜「…多分、あいつは知ってるんだろうな」
そう言うと全員が見つめる先には
ピアノの椅子に座って窓の外の巨大な邪黒水晶を見つめる
森羅がいた
森羅は自分の横に置いてある
小さな椅子に目を向けると優しく触った
その椅子はピアノ演奏している森羅の横で
楽しそうに演奏を聞いたり
一緒に練習する時に使用したちびうさ専用の椅子だった
森羅はブラックレディを思い出していた
冷たい憎しみのこもった目だった
あんな目をさせてしまった
ちびうさを守れなかった事を後悔すると悲しみが押し寄せ
ちびうさの椅子の背もたれに額をのせた
そのあまりにも悲しそうな森羅の姿に
ホスト部は胸を痛める
ハルヒ「…元気を出して森羅」
『…ハルちゃん』
ハルヒ「…大丈夫、森羅は一人じゃないでしょ?
セーラー戦士達と力を合わせれば
この状態も撃破出来るはずだよ」
『…ありがとう、ハルちゃん』
ハルヒの言葉に勇気をもらい
笑顔を向ける森羅を見て安心したホスト部だった