Act.2 ブラック・ムーン編(完結)
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ルベウスは辺り一面が炎に囲まれたUFOの中で
壁に寄りかかっていた
この船はあと2分もたたずに爆発する
もうルベウスには何の力も残っていなかった
ルベウス「……俺もここまでか」
しかし、心は何故か晴れやかだった
『(ルベウス!!貴方も一緒に!!)』
『(…ありがとう)』
『(………森羅………)』
ルベウス「…森羅………いい名だ」
もし、お前の瞳と同じ
あの地球に生まれ変わることが出来たら
森羅………俺は…お前に………
セーラー戦士達が無事に十番商店街に
たどり着けたことを喜んでいたとき
ハルヒ「森羅!?」
ホスト部「森羅(ちゃん)!!」
『ハルちゃん…皆さん……』
ハルヒと双子とハニーは森羅に抱きつき
環は頭を撫でていた
環「本当に無事に帰ってこれてよかったぞ!!」
光・馨「「本当だよ!!UFOに拐われた時は
どうしようかと思ったんだからな!!」」
ハニー「さすがに宇宙船はすぐには作ってくれないもんね!」
モリ「…ああ」
鏡夜「お前には、本当に驚かされるな…」
『…すいません皆さん、ご心配おかけしました』
ハルヒ「…どうしたの、森羅?」
『え?』
ハルヒ「何でそんな泣きそうなの?」
『…………』
ハルヒの言葉に、今まで我慢していた涙が溢れてしまった
ハルヒの胸に飛び込んだ時
森羅の髪から覗いた左首にある赤い痕に馨は驚いていた
ハルヒの胸の中で泣いている森羅に
訳が分からないと焦っているホスト部と
それを悲しそうに見守るセーラー戦士達
最後に優しく微笑んでくれたルベウス
ルベウスを助けたかったのにそれが出来なかった森羅は
悲しみのあまりただ涙を流し続けていた
第七話 End