Act.2 ブラック・ムーン編(完結)
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コーアン「……あらあら、まさか騎士の登場のつもり?」
妖しく笑うコーアンに
モリ先輩とハニー先輩は笑っていなかった
『ハニー先輩!?モリ先輩!!』
ハニー「僕達がここを食い止めるから、その隙に
森羅ちゃんはセーラー戦士の所に行って!」
『で、でも』
モリ「…大丈夫だ、行け森羅」
二人の早い攻撃に一瞬たじろぐコーアンだったけど
直ぐに炎の攻撃を二人にしていた
コーアンの炎の攻撃を素早く避ける先輩達
勢いよく私の手を掴んだのは、ハルちゃんと環先輩だった
ハルヒ「何してるの森羅!!逃げるよ!!」
『で、でも二人が!!』
環「ここはお二人に任せるんだ!!
ハニー先輩とモリ先輩を信じろ!!」
『!?……っ…はい!!』
他の先輩と一緒にが扉から逃げようとした時
ペッツ「…本当に役に立たない妹だわ」
全員「『!!』」
コーアン「ペッツお姉様……」
ドアの入り口には邪悪な雰囲気を纏ったペッツがいた
ペッツがスティックをひと振りすると
邪悪な黒い風が吹き荒れて私達を吹き飛ばしてしまった
環「くっ!!」
ハルヒ「きゃ!!」
『っつ!!…っ……ハルちゃん……先輩!!』
ハルちゃんの所に駆け寄ろうとしたら
黒い光の玉から紐が現れて私の体に絡まると
玉の中に吸い込まれるように引っ張られてしまった
『きゃああ!!』
環「森羅!!」
環先輩が私の右手を掴んでくれた
『た、環先輩……』
環「絶対…っ……離すなよ!!」
すると頭上からペッツが環先輩の足を踏みつけていた
環「くぁあ!!」
『環先輩!!』
皆も助けだしたいのに
さっきの攻撃で体が痺れて動けずにいた
ペッツ「へぇ…そんなにこの女が大事?
でも、お前ごときのたかが人間にこの女は守れなくてよ?」
環「!?」
するとペッツがスティックを大きく振ると
稲妻が私と環先輩を直撃する
ハルヒ「森羅!!」
鏡夜「環!!」
それでも環先輩は私の手を強く掴んでくれて
その表情はとてもツラそうだ
『た、環……っ……せん、ぱい……』
環「つっ……森羅……!!」
ペッツが勢いよく環先輩の手を蹴りあげたら
先輩の手が離れてしまって黒い光の玉に吸い込まれていく
環「森羅!!!!」
『環先輩!!』
環先輩や皆の姿が遠くなってペッツの高笑いが響き渡る
黒い光の玉に吸い込まれた瞬間
意識が遠くなっていくのを感じた