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白澤が地獄に配達に行き、アイリアは桃源郷で店番をしながらお留守番♪
もうすぐ白澤が帰ってくると連絡を受けた彼女は、大好きな彼のためにお昼ご飯を作ろうと張り切る!
はてさて…?? -
アイリア
白澤様
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白澤
アイリアちゃん、どうかした?
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アイリア
配達、お疲れさまです♪
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白澤
うん、ありがとう、お疲れさま。
アイリアちゃんも店番ありがとうね♪ -
白澤
お店、忙しくなかった?
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アイリア
桃太郎さんが頑張ってくれました♪
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白澤
そっか。
桃タロー君にも、あとでお礼を言っておかないとね -
アイリア
あの、白澤様…
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白澤
ん?どうしたの?
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アイリア
今から、お昼ご飯を作ろうと思ってるんです
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白澤
アイリアちゃんのお昼ご飯か♪
楽しみだなぁ♪ -
アイリア
あの、それでですね…えっと…炒飯を作ろうと思ったんです…でも…あの…
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アイリア
火…が…
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白澤
…!
そっか、アイリアちゃん火が苦手だものね… -
アイリア
はい…。
野菜とか、具材は切ったんですけど…。
コンロ… -
白澤
大丈夫だよ、無理はしないで?
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白澤
具材あるなら、そのまま置いてて?
帰ったら僕が作っちゃうから -
アイリア
すみません…。
早く、克服しないとって…思ってるんですけど… -
白澤
無理して克服しなくてもいいんだよ。
怖いものは仕方がないよ -
アイリア
白澤様…
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白澤
でも、最初に比べたら大分克服はできてると思うよ?
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アイリア
そう、でしょうか…?
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白澤
うん。
だって、僕が側にいれば火を使うのは、そんなに怖くない、んだよね? -
アイリア
はい。
白澤様が、一緒に居ると…安心して…。
…火も…怖いけど…少しずつだけど、使えるようになってはいます -
白澤
だから、焦らなくて良いんだよ。
確かに漢方の調剤で火は使うけど、すこしずつ慣れていけば大丈夫だから -
アイリア
ありがとうございます…♪
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白澤
どういたしまして。
じゃあ、今から帰るから -
アイリア
はい、お待ちしています
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白澤
よかったら、仙桃を採ってきて貰えると嬉しいな?
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アイリア
食後のデザート、ですね♪
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白澤
うん♪
やっぱり、仙桃の熟れ具合は、アイリアちゃんに任せるのが一番だからさ -
白澤
とびっきりのを採ってきてよ
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アイリア
…はい♪
仙桃たちの、熟れ具合はお任せください♪ -
アイリア
とびっきりの、甘くて美味しいのを採ってきます♪
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アイリア
もちろん、仙桃たちに感謝の気持ちも忘れずに…!
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白澤
うん、ありがとう。
じゃあ、すぐに帰るから。
帰ったら、お昼にしよう♪ -
アイリア
はい♪
お帰り道中、お気をつけてください、です♪ -
白澤
ん、了解(^-^ゞ
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そして程なくして白澤が帰宅。
アイリアが切った具材で炒飯を作って、デザートには甘い仙桃。
飛びっきりの最高のお昼ご飯が、ここに完成したのだった。
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