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鬼灯が1週間の現世視察に行き、今日で6日目。
視察は残すところあと1日。
視察中は毎日電話していたが、ティールはやっぱり寂しいようで…。
夜中だが、鬼灯とお話がしたくなり、トークページを開いた。 -
ティール
鬼灯、起きてる、ですか?
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鬼灯
ティールさん。
ええ、起きていますよ -
ティール
夜中にごめんなさい…。
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鬼灯
いえいえ。ティールさんからなら、電話でもトークでも、何時でも大歓迎ですよ。
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ティール
ありがとう…です…♪
えっと、鬼灯。
1週間の視察、お疲れ様でした、です -
鬼灯
ありがとうございますティールさん、お疲れ様です。
そちらは、お変わりないですか? -
ティール
うん、大丈夫。
兄様のご飯、久しぶりに食べたけど、スッゴク美味しかった…♪ -
鬼灯
それは良かったです。
白澤さん、料理上手ですからね。 -
ティール
うん…。
あの…鬼灯… -
鬼灯
?どうしました?
何かありましたか? -
ティール
えっと…
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ティール
あのね…
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鬼灯
…?
ティールさん、言いたいことがあるのでしょう?
言ってご覧なさい? -
ティール
…でも…
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鬼灯
言いたいことを飲み込んでしまって我慢するのは、ティールさんの悪い癖ですよ。
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ティール
あ…
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鬼灯
大丈夫ですから、ね?
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ティール
…会いたい…です…。
あと1日だって分かってるけど…やっぱり…寂しくて… -
鬼灯
ティールさん…。
会いたくて寂しいのは私も同じですよ。 -
ティール
鬼灯……
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鬼灯
ティールさんと毎日電話してましたが、やはり貴女に直接会って、触れたいです。
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ティール
私も、鬼灯に…触れたい…。
電話じゃ…やっぱり寂しいです… -
鬼灯
明日、視察を速攻で終わらせて、直ぐに桃源郷に向かいます
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鬼灯
だからもう少し待っていて下さい。
桃源郷に着いたら、今まで会えなかった分、思い切り抱き締めますから。
ええ、絶対に。 -
ティール
うん…。
私も、鬼灯にぎゅってして貰いたい…♪ -
鬼灯
可愛いことを言ってくれますね、私の愛しいお嫁さんは。
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ティール
本心、だもの…
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鬼灯
分かってますよ。
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ティール
あ、もう日付変わっちゃう…。
鬼灯、明日も早いんだよ…ね? -
鬼灯
そうですね、早朝勤務なので
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ティール
明日、会えるの…楽しみに待ってる…
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鬼灯
ええ、私も。
ティールさんに会えるのを楽しみに、お仕事頑張ります -
ティール
うん、頑張って…!
ファイト、です! -
鬼灯
ありがとうございます。
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ティール
鬼灯
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鬼灯
?
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ティール
大好き…
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鬼灯
私も、ティールさん大好きですよ。
むしろ愛しています。 -
ティール
私も、愛しています、です…。
えと、じゃあ、お休みなさい…です…! -
鬼灯
ええ、お休みなさい。
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そこで鬼神夫婦のトークは一旦終わった。
が、次の日にトークの宣言通りに速攻で視察を終えた鬼灯が桃源郷にやって来た。
そしてティールを思い切り抱き締め、再会の口付けを交わしたのは、言うまでもない。
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