たなと先生インタビュー | BL作家のウラガワ。Vol.18
インタビュー・コラム 2018.03.23 18:00

たなと先生インタビュー
『BL作家のウラガワ。』、第18回のゲストはたなと先生。
『onBLUE』『マンガワン』で漫画を連載中で、ラブの裏側にあるしっかりとした関係性や独特のタッチに熱烈なファンが多い、たなと先生の気になるウラガワに迫ります!
今回はたなと先生の作品を編集されているonBLUE編集部のK川さんも交えて、お話を伺います。

たなと先生インタビュー


―たなと先生、本日はどうぞよろしくお願いします。

たなと先生:こんにちは、よろしくお願い致します!

onBLUE編集部・K川:本日はよろしくお願いします。

―商業BL作家としてデビューするまでの経緯やきっかけを教えてください。

たなと先生:大学卒業後、『opera』『コミックビーム』に漫画の持ち込みをしました。が、特に何があったというわけでもなく…。

―当時持ち込みされた作品は、今描かれている作品のような方向性だったのでしょうか。

たなと先生:今描いている作品と傾向は大体同じで、海外が舞台の、男の子二人が主要人物として出てくる漫画でした。

―BL誌と一般誌両方持ち込みされてたんですね。今の作風からも、意外性もありながらもとても納得です。

たなと先生:はい、自分の中でしっかりボーイズラブの漫画を描こうと思ったのは、御三方(onBLUE編集部・K川さん、雲田はるこ先生、田中相先生)がコミティア(オリジナル自主制作漫画誌展示即売会)のスペースに来てくださってからだったと記憶しています。コミティアで出していた同人誌も内容は男性同士の恋愛モノだったのですが、当時「絶対にBL誌にBL漫画を載せてもらいたい」と思っていたかというとそういう訳でもなかったような... ...。

―K川さん、雲田先生、田中先生がスペースまでいらっしゃったのですね。

たなと先生:はい。2012年のコミティア100回記念の時、onBLUE編集部のK川さんと雲田はるこ先生、田中相先生がスペースにお越しくださって、その時K川さんから漫画を描きませんかとお誘いを頂きました。

onBLUE編集部・K川:もともとは、たなとさんがイラストをネット公開していたのを、田中さんと雲田さんが発見したところからです。お二方とも、たなとさんの絵をすごく気に入られたそうなんです。
そこへたなとさん初のコミティア出展があり、同人誌を出したたなとさんに、田中さんが話しかけてそのままお友達に。その後、田中さんと雲田さんは「たなとさんにもっとBL描いて欲しい?!」と盛り上がっていたそうです。

―それほど積極的に声をかけたくなるほどの魅力が、既に当時からあったのですね。

onBLUE編集部・K川:はい。それでお二人が「編集者に紹介しても良いですか」と、たなとさんの意思を確認したら是非、とのことだったそうで、その時に光栄にもon BLUEを選んで頂き、雲田さんから推薦メールを頂戴しました。そのメールの熱意たるや、今でも忘れることができません。それで興味を持った私も(たなと先生の本を)通販して、「依頼しよう!」ということになりました。

―そんな経緯があったんですね…!

onBLUE編集部・K川:非常に珍しいエピソードですよね(笑)。声をかけに行ったのは、やはりコミティアで、ちょうど雲田さんと田中さんがいらっしゃっていたので、お二人にご紹介をお願いしました。スペースでご挨拶したその場で16Pの執筆依頼を受けていただけたので、雲田さん田中さんにも「デビューコミックスにはお二人の推薦帯をお願いします!!」と頼み込み、こちらもご快諾をいただいて。だから『スニーキーレッド』の豪華な推薦帯はデビュー前から決まっていたんです。

スニーキーレッド (onBLUE comics)

(C)たなと/祥伝社 on BLUE comics


―推薦帯はそれこそなるべくしてなったかんじですね。

onBLUE編集部・K川:そうです。

たなと先生:相さんと初めてお会いしたのはコミティアにはじめて参加した時でした(スペースに来てくださった)。私自身人との交流が得意ではないのですが、それでもお二方がコミュニケーションをとりつづけてくださっているので本当に助かっています!!

―田中相先生と雲田はるこ先生とはその後もお話したりしているかんじなのですね。

たなと先生:はい、田中先生と雲田先生と、よく連絡をとりあっていますし、有り難い事に相談に乗っていただいたり、遊んでもらったりもしています。
余談ですが、雲田はるこ先生、紗久楽さわ先生、田中相先生、釣巻和先生と、アナログ絵を研究する会を作ってそこでも交流をしています。
ものすごく勉強になります。

onBLUE編集部・K川:絵がうますぎるメンバー(笑)

たなと先生:ね!ちびりそうですよ!!

―素人視点で見ていると、研究いらないような(笑)

たなと先生:それがやっぱり、上手い方ほど日々研究熱心でいらっしゃることが多いんですよね。先生方の探求心の強さは私の想像をはるかに超えていて、いつも圧倒されます。


―アナログといえば、たなと先生はデジタルに移行している方も多い中、モノクロ原稿もアナログですね。

たなと先生:はい、ペーパー用の1P漫画などを除いて、いまのところすべてアナログでやっています。

―それは、アナログならではのコダワリというのがあるのでしょうか。

たなと先生:モノクロ原稿をアナログでやっている理由として、「トーンまで貼り終えて完成した状態の原稿を見るのが好きだから」というのがいちばん大きいかな…という感じです。自分のモチベーションを保つためと言いますか…。完成原稿の「でこぼこしているひとつの物体」という感じがたまらないのですが…、この説明で伝わるでしょうか。どこかに伝わってほしい。

たなと先生-作画風景

(C)たなと/祥伝社 on BLUE comics


―わかります!複雑な髪の毛のトーン全部切り終わったときの達成感といいますか(笑)

たなと先生:その達成感も大事な楽しみのひとつです!
ペンタブレットを触り続けて10年以上経つのですが、いまだモノにできてないので、もう自分はPCを使うのに向いていないんだな、と思うに至りました。いや多分頑張って探せば自分に合ったデジタル用の道具や方法が見つかるはずなんですけどね。デジタルでの作画に対して、今のところ便利だという気持ちよりもストレスが勝っていて、早くこの状況から抜け出したいと思いつつあんまり努力をしていないという…。駄目ですね!!

―たなと先生はペンのタッチに特徴がとてもあるので、そこを大事にしているといった理由なのかと思っていました。

たなと先生:本当ですか!特徴が出ていたら嬉しいです、ありがとうございます。
確かに、PCを使いこなせないことがいちばんの理由ではありますが やはりつけペンのタッチが好きだなーというのも大きいかもしれません……。
PCで絵を描くとどこまでも拡大できて、直したい部分が山のように見えて手を加えつづけてしまうので死にそうになります。

アナログでも、つけペンの線がよれている部分がどうしても気になるので、できるだけすらっとした線になるよう時間をかけて修正してしまいます。ただの自己満足なので時間短縮のためにもあまりこだわらないほうがいい事なのかもしれない、と最近思うようになりました。

―アナログペンならではのブレ感みたいなのが味になったりもするので難しいですね。

たなと先生:そうなんです。特につけペンのかすれが好きで、デジタルでもそれを再現すべく、線のはじっこを細かくぎざぎざに削ってみたことがあるのですが、これずっとやってたらいつ終わるんだろうと思い諦めました(笑)。

―せっかくですので、魅力的なカラーイラストについても、こだわりなどありましたらお聞かせください。

たなと先生:制作過程のなかでこだわっているのは「できるだけ色数を使わないこと」です。
絵を描き始める時に、3~5色使いたい色を決めておきます。
理由は、ただ単に自分が、色彩計画がバシッと決まっているものが好きだからです。

―今回、2018年3月24日に発売予定の『PERFECT FIT』第1巻の表紙イラスト制作過程のお写真もいただいたのですが、こちらについても詳しく教えてください。

たなと先生-表紙イラスト

(C)たなと/祥伝社 on BLUE comics


たなと先生:最初、線画をイラストレーションボードにうつして線をすこし整えます。
次の写真はアクリル絵の具で薄めに下地の色をつけているところです。

―水張りではなく、イラストボードを使われてるんですね。

たなと先生:はい、ボードを使っています。このイラストを描くのに使った紙の種類はオリオンバロンケントだったような……。

たなと先生-表紙イラスト

(C)たなと/祥伝社 on BLUE comics


―最初に線画を写してから、下地の色を塗って、さらにもう一度ペン入れをもう一度されているのは、全体的なバランスを見るためでしょうか……?また、ペン入れは色鉛筆でされているのですか。

たなと先生:はい、主に色鉛筆で線を描いています。
もう一度主線を引きなおすのは、着彩に使っているのが不透明のアクリル絵の具で、下地の色塗りの時に線画が消えてしまうからです。

また、アクリル絵の具がムラになった部分を色鉛筆で調整をしたり、陰影をつけたりしているのが、上記写真の工程です。

―確かに不透明水彩に色鉛筆だと潰れてしまいますね。色鉛筆で影も付けられているように見えますが……

たなと先生:はい、その通りです!影と、質感?のようなものを。

たなと先生-表紙イラスト

(C)たなと/祥伝社 on BLUE comics


―髪の毛の塗り方も独特で綺麗ですね。肌色もそうですが、「できるだけ色数を使わない」とありながらも、複雑な深みがはいるような場所は別の色がはいっていたりするので、パキッとシンプルな中に深みがあり、メリハリがあっていい意味で不思議なバランスですね。

たなと先生:ありがとうございます、そういう感じの絵が描けたらと思っているのでとても嬉しいです。人間の肌の影の色、私の描き方では黒や灰色だと沈む感じがするので、いつもピンクや紫で入れることにしています。
影っぽくならず失敗することも多いのですが……(笑)。

いま思い返すと、真下(イラスト左)の髪の毛をフワンフワンにすることに注力していたような気がします。意味は…特に無く…楽しかったから…みたいな……(笑)それから、今迄の自分の単行本のカバーで使ってこなかった色を使ってみようというのが自分の中で、テーマとしてあったので、小さい冒険ですがシャツを黄色に塗ってみたりしました。

―鮮やかなチェック、とてもかわいいです。

たなと先生:ありがとうございます!余談ですが、カバーの打ち合わせでは「田中(イラスト右)をオラつかせること」が一番大事なテーマだ、という事になり、とにかく真下を可愛く、田中をオラつかせようと努力しました。

―物語中でも田中さんに翻弄されていましたね、マシモくん(笑)

たなと先生: はい、物語のテーマに沿って…というのと、今回の単行本の打ち合わせで、ラブストーリー感のある表紙にしようという話になりまして。私は最初、マシモは正面を向かせたいな~と思っていたのですが、田中の顔を格好良く描いてほしいという希望をいただいて、そうすることにしました。

―確かに、読者さんは普段受側に感情移入しながら読んでいらっしゃる気がするので、かっこいい攻め様大事ですね。この田中さんはドキっとするような表情なので、ふらっと吸い込まれるように手に取ってしまいそうです。

たなと先生:心強いご意見をありがとうございます!
K川さんとデザイナーさんのおっしゃっていたとおり、田中を正面顔にして良かったのかもしれない。

―作画される際に参考にすることの多い資料などはありますか。

たなと先生:自分で撮ってきた写真、ポーズ集、背景資料集、のばら社『図案辞典』、男性ファッション誌の切り抜き(洋雑誌が多いです)、海外のアート本みたいなものなどです。
あとはデッサン人形2体を使っています。

たなと先生-資料写真

―漫画原稿を描く上での自分なりのこだわり、気を付けていることなどがあれば教えてください。

たなと先生:「人はこういう時にこういう顔をする」というのを、人物ごとにできるだけしっかり追いたくて、こだわって描いているつもり…です……。また、自分で自分の原稿を見なおして「雑だな!」と思うことだけは避けたいと思っています。

たなと先生-机、トーン棚

―作画部分について色々お伺いさせていただきましたが、物語として作品を作る部分について、新作コミックス『PERFECT FIT』を主軸に、いろいろ教えていただければと思います。
まずは、ストーリーやキャラクターのアイデアの源泉などをお聞かせいただければと……。


たなと先生:『PERFECT FIT』の真下と田中は、私が洋楽・洋画の世界に浸っていたころの延長線上にいる感じがします(大雑把ですみません)。また、話の舞台が大学なので、自分が大学生だった頃の同級生のことを思い出しながら登場人物を作りました。

今回、ストーリーは担当さんと話し合って一から組み立てていきました。
最初は美大を舞台にしたいと思っていたのですが、話し合った結果理系の院が舞台になりました。

―魅力あるキャラを生み出すためのポイントを教えてください。

たなと先生:自分が自意識過剰で卑屈な性格なので、そういうキャラクターだったら上手く描けるのではないかと思っていたのですが、実際はそうではありませんでした。
「こんなふうに振る舞ってみたい」と思うようなキャラクターを描くほうが楽しく、担当さんからも「いいキャラ」と言って貰える確率が高いです。
『PERFECT FIT』の中だと、特に田中が"振る舞ってみたいキャラ"に当たります。

―田中のどういう部分が楽しくかけたのでしょうか。

たなと先生:常に飄々としているところや、ウィークポイントとなり得る部分(田中の場合左腕)を隠さず堂々としているところ…を描くのが楽しいです。

―弱みが物理的にあるはずなのに堂々としているところはすごいですね……キャラ表を見ていても、かなり個性的なパンチのあるキャラで。本作を読んでいてマシモくんのように最初戸惑いましたが、紐解いてみると、ああ、そういう子なんだなあと……。

たなと先生-キャラ表

(C)たなと/祥伝社 on BLUE comics


たなと先生:今、そのキャラ表からも少し性格が変わってきていて、2巻でもうすこし田中の生い立ちについて触れようと思っています。

―物語を書いているうちに、キャラクター自身が勝手動き始めるという感じでしょうか。生い立ちは彼の性格を決定づけるための元だとおもうのでとても楽しみです!

たなと先生:はい、その通りです!3話目ぐらいから「生きている人間」っぽくなってきました。そうなると描くときの楽しさがぐんと上がります。

―マシモくんのキャラ表に、二人の関係性がわかりやすく絵・マンガテイストでちょこちょこかかれているのがとてもかわいいです。お互いにどういう認識なのかがとてもわかりやすかったです。

たなと先生-キャラ表

(C)たなと/祥伝社 on BLUE comics


たなと先生:文章力が無いので絵で雰囲気を伝えようと…(という後付け/笑)。「文章だけだと正確に伝わっているか不安」というのがあるからなんだと思います、絵面に頼ってしまいがちです。

onBLUE編集部・K川:(笑)

―漫画家さんだからこその表現方法ですね(笑)。さて、物語やBL表現についても切り込んで行きたいと思います。まずはBL作家になって良かったと感じることはありますか?

たなと先生:熱心に応援してくださる読者さんが多くて本当に有り難いです。また、男の人の絵を描くのが好きなので、いろんな種類の男の人を描けることが単純に嬉しいし楽しいです。

―反対に、商業BL作家として活動する上で難しいと感じることはありますか。

たなと先生:作品の中にかならずと言っていいほど濡れ場が出てくるのですが、年齢制限が設けられていない状態で何をどこまで描いていいのか塩梅がよくわからず不安になることがあります(※濡れ場を描くこと自体は好きです)。

―BLというジャンルだからこそ気を付けていることを教えてください。

たなと先生:逆説的になってしまいますが、「ラブストーリー」と思って臨んでいるので、BLだからこれはダメだね、BLだからこうしてもいいよね、というような考え方をしないように気を付けているつもりです。

―BLを描く上で楽しいと感じることはありますか。

たなと先生:恥ずかしいかんじの「決め」のシーンを描くのが結構楽しくなってきました(^ヮ^)

―先生にとってズバリ「萌え」とは?

たなと先生:予期せぬところから突然やってくるものです!

―話を作る上で、物語の緩急の付け方のポイントなどはありますでしょうか。

たなと先生:物語の話数が決まった段階で起承転結の「転」の部分を何話に持っていくのか、担当さんと話し合って決めておきます。

―物語を考えるにあたってのこだわりなどを教えてください。

たなと先生:何か一つ太い軸みたいなものを作っておくことを意識しています。

―『PERFECT FIT』ではどのようなところが軸になっていっているのでしょうか。

PERFECT FIT (on BLUEコミックス)

たなと先生:話を考え出した当初、タイトルとすこし関連付けて「自分にぴったりくる感じを探す」みたいなことを軸にしようと思っていました。真下や田中がそれぞれに、より生きやすい状況や環境を探す(作る)、というような意味で……。
ですが、今となっては「ラブストーリーであること」が軸になっているような気がします。
そもそも、ボーイズ「ラブ」というからにはラブストーリーが軸であったほうがいい筈なのですが……。

―ラブストーリーであること、というのはわかります。ラブストーリー前提ではあるのですが、その中でより意識した"恋愛"感といいますか……。

たなと先生:はい、それなのに自分の中ではもはやラブストーリーが前提にもなっていなかったというか、「ぴったりとはなんぞや」みたいなことしか考えていなくて。

―ぴったりくる生き方、深いです。

たなと先生:でも結局考えれば考えるほどよくわからなくなって、最終的に、なんか自己啓発的でちょっと…みたいな気分になったりして(笑)。そんな状態だったので、打ち合わせのときにも曖昧な説明しかできなかったんです。で、「それをどうやって恋愛のときめきに繋げるのか」という質問をもらい、やっと組み立ての順序が逆になってたことに気付きました。「なんでそこ?」みたいなディテールから固めてしまうのやめたいです。情けないことに最近もまだK川さんから「ラブストーリーだから!」という指摘をいただいては我に返る、を繰り返しています。


onBLUE編集部・K川:私が分からないときは質問をして、それにたなとさんが丁寧に答えてくださって、の繰り返しです。
途中で「アレ?」と思ったらすぐ言うので、そのたびにたなとさんは「アッーー」と後ろを振り返ってくださる感じですね。

たなと先生:自分がやりたいことを伝えるとK川さんがすごくそれを大事にしてくださるのでとても助かっています。
自分の頭の中には無かった事を取り入れながら、私自身が描きたい事はほとんど描けているので、すごく楽しいです。

―たなと先生とK川さんも、まさに"PERFECT FIT"ですね(笑)

たなと先生:!!?

onBLUE編集部・K川:うまい(笑)。

たなと先生:ただ私いつも打ち合わせの時「ぐぎぎ」って感じになってますよねだいぶ……。
たとえば「このエピソードが入ると話がとっちらかるから無い方がいい」というアドバイスに対して「うーーんそうですかねーー!?これぐらい入れても大丈夫だと思いますけどねーーー」みたいなクソ生意気な態度をとったり……だいたいいつもK川さんのアドバイスの通りにしてよかった、と思えるので、納得するまでに時間がかかってしまい申し訳ないです。
最近はもう、漫画は読みやすくてなんぼだなーと思う事しきりなので…。

onBLUE編集部・K川:入れたかったであろうエピソードが入らなかったりするのは、スミマセンと思っております……。

―主体となって物語を作られているのはたなと先生ですし、こだわりはあってしかるべきなのかなと思いますが、いいところを活かしつつ、うまく誘導されているのかな、という感じがします……。演奏者と指揮者?

たなと先生:もっと上手に演奏したい……。

onBLUE編集部・K川:いやー私こそ監督にいろいろ言っちゃうADですよ。

たなと先生:AD!(笑)

―軸としてはこれ、という根幹が一致していれば、それこそ「読者にどう伝わるか」とか表現方法は違えど、描く方向性は同じ…という感じですかね……興味深いです。

さて、名残惜しいのですが……次で最後となります。インタビューを読まれている方や、これから作品を読まれる方、または読者のみなさんへのメッセージをお願いします。


たなと先生:ここまでお読みくださってありがとうございます。3月発売の『PERFECT FIT』は、理系の大学院が舞台の話です。真下と田中の恋愛模様を見守って頂ければ幸いです。また、4月発売の『onBLUE』に第1巻のつづきの話が載るので、ぜひそちらもお読みいただければ…。なんだか色々理屈っぽいことを言いましたが、楽しく漫画を読んでもらえるのが一番うれしい!と強く思っております!!どうぞよろしくお願いします。

―たなと先生、ありがとうございました!

たなと

漫画家

漫画家。現在『onBLUE』『マンガワン』で漫画を連載中。
BL誌だけでなく、青年誌でも活躍し、ポップで少し懐かしい絵柄と物語の奥深さにファンも多い。
2018年3月24日に新刊『PERFECT FIT』がonBLUEコミックスより発売予定。

▽刊行リスト
『あちらこちらぼくら』(小学館ビッグコミックス)
『しるされしアイ』(祥伝社onBLUE comics)
『モーションエモーション』(〃)
『スニーキーレッド』(〃)

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